YD-2の場合、切れ角アップは定番の改造です。
ただこれは様々なサイトから紹介されているので、そちらを参考にされたほうがいいと思います。
私の車の場合、これくらい切れます。

タイヤを外すとこんな感じ。

YD-2Eのショートサスアームとバージョン2ナックルの組み合わせです。
ボールエンドも純正ではなく、カワダの細いボールエンドに変更して切れ角を稼いでいます。
ナックルのストッパーがボールエンドにきちんと当たるようにリンケージを調整します。
ノーマルではここまで切れません。
実際にところここまで切れなくてもドリフト出来るのですが。ラフな操作でテールが大きく流れるとスピンします。
切れ角はあるだけあったほうが限界が高まります。

これが私のYD-2プラス。
多少オプション入っています。
メカとモーターはグリップでお役御免になった余り物を流用。
これで充分です。
そして次に重要なのがボディのフィッティング。
私の場合こんな感じです。

ボディはテツジンのR35GT-R。
前後200ミリ幅です。
ドリフトボディはグリップボディに比べて高価ですが、いきなり高価なボディでバッチリ仕上げてもいいと思います。
フェンスや他車との接触でボディが壊れるケースはほとんどありません。
ドリフトの場合、エアロや小物パーツ、電飾等凝ると1万円以上掛かるのが当たり前です。
グリップでそれだけ手間を掛けたボディだと怖くて走れませんが、RWDドリフトならまず壊れないので安心です。
走行性能にさほど関係なく、好みのボディで走れるのがドリフトの良さだと思います。
グリップだとボディのデザインやディティールより走行性能重視になり、見た目に不満があるという場合も少なくないです。
ドリフトにはそれがないですね。
ドリフトの場合、ボディの幅とタイヤの幅の関係がとても重要です。
基本はタイヤのショルダーがボディのフェンダーとツライチにします。
私はそこまで追い込んでいないので多少奥に入っています。
たぶんヨコモの195ミリ幅ボディでも載ると思います。
この幅を決めるのが結構大変です。
ヨコモ車の場合、取説通りだとオフセット4で195ミリ幅になります。
ですが完全ノーマルだとタイヤが若干奥に入り、ちょっと見た目に何ありに見えるかもしれません。
あと切れ角アップのために、フロントタイヤは若干外にはみ出します。
その場合、フロントはツライチですリアは奥に引っ込むというカッコ悪い形になってしまいます。
私はフロントハブを標準の8ミリから5ミリに幅を狭くして、オフセット5のホイールを履いています。
切れ角アップのためフロントサスアームの幅が若干広がっているので、こんな感じになります。

リアはノーマル5ミリホイールハブでオフセット7です。
これもツライチではなく、若干奥に入っています。
この辺りの調整はやはり現物合わせになってしまいます。
最初はシャーシとボディの組み合わせを考え、ショップでホイールオフセットの相談をすればいいと思います。
トレッド調整の方法は様々で、ホイールオフセット、サスアーム幅、サスブロック幅、ハブの幅、スペーサーの微調整等多数あります。
色々試して経験値が増せば、このボディ幅ならこれくらいのオフセットのホイールで良いと分かるようになります。
あとキャンバー調整でも変わります。
私の場合フロントキャンバーは5度、リアのキャンバーは3度を基本にしています。
それでタイヤが少しはみ出すのであれば、キャンバーを増やせばツライチになります。
2度くらいの変更なら走行性能に支障はさほど出ません。
この辺りは見た目重視でいいと思います。
あとホイールはメッキ処理がされていないものが安くて購入しやすいです。
安いと2個で500円以下です。
メッキホイールだと2個で800円から1000円オーバーまで多数です。
タイヤは1台分で1500円でお釣りが来ますし、リアタイヤしか減らないので経済的です。
あとドリフトタイヤはホイールに接着しないので、ホイールの再利用が可能です。
タイヤとホイールの組み付けは接着剤ではなく、Oリングやスポンジテープで行います。
私はスパイスの細いOリングを使っています。
こんな簡単な固定でもタイヤは外れませんし、再利用も容易です。
シャーシをきちんと組み、ボディのフィッティングが終わればサーキット走行です。
最初はパーキング等で練習という考えも多いですが、グリップ経験のある方なら最初からサーキットでも大丈夫だと思います。
私も最初からサーキットでした。
ドリフトサーキットの敷居は結構低いです。
特にRWDドリフトならコツさえ掴めば上達は早いです。
私はRWDの前にケツカキAWDをやっていましたが、これは大変でした。
それに比べればRWDははるかに容易です。

